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mclean-chanceの「裸のout to lunch」

私が見てきたアニメ作品について書いていきたいと思います。生暖かく見守ってくださいませ。

今こそ見直したい傑作!

高畑勲、宮崎駿『アルプスの少女ハイジ』 その3 第3部は、ハイジをこれ以上ゼーゼマン家にいる事は、精神的に危険であると医師に判断されて、再びアルムに戻ってくるのですが、第1部とは比べ物にならないほど内容が複雑で登場人物が一挙に増える点がなんと…

決して昔話ではないのです。

山本直樹『レッド』(講談社) 1972年2月あさま山荘事件を起こした、新左翼の一派である連合赤軍の動向を1969年から1971年12月31までを追った作品。 どうしても、あの延々とテレビで生中継された立て篭もり事件を起こした人々として認識されてしまいますが…

フランクフルト編!

高畑勲、宮崎駿『アルプスの少女ハイジ』 その2 デーテの再登場によってフランクフルト編が始まります。 本作は1年近い放映でしたから、一本で論じるのはちょっと難しいと思いまして、3本に分けました。 本作はもう古典と言ってよい作品ですから、かなり…

高畑勲、宮崎駿コンビによる大傑作!

高畑勲、宮崎駿『アルプスの少女ハイジ』 その1 画面構成。というあまり聞いたことがないような役職に宮崎駿を起用して作られた、高畑勲の最高傑作。 高畑勲の演出は第1話から驚いてしまいますね。 こんなマトリョーシカみたいな姿で初登場します。 デルフ…

見てない人はとにかく見て欲しい!

宮崎駿『未来少年コナン』 彼の作品は大変多いですが、私は未だにこの作品が彼の最高傑作だと思っています。 2008年8月に、超磁力兵器(それが何なのかはよくわかりませんが)によって、ほとんどの人類が死んでしまい、大陸はすべて水没してしまってから20…

ヒロシの気持ちがわかるね。

原恵一『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲』 オープニング曲のトースティングがなかなか素晴らしいんですけども、コレもまた天才原恵一の名を世に知らしめた名作です! 冒頭に怪獣が大阪万博をソ連館を破壊するシーンが素晴らしい(…

好きなものをトコトン放り込んだ傑作

渡辺信一郎『カウボーイ・ビバップ』 CSN&Yの名盤の完全なパクリのBOXセットのデザイン。あからさまな引用が作品中随所に見られる。 とにかく唖然とするほど、好きなものをぶっこむだけぶっこんでいる、この圧倒的な情報量。 ルパン三世、ブルース・リー、タ…

非常によくできた入門書。

石川美子『ロラン・バルト』(中公新書)あまりに面白く、ほとんど1日で読んでしまった。わずか200ページほどで、20世紀を代表する思想家、批評家であったロラン・バルトの思想的な変遷が大変わかりやすくまとまっていて、とてもわかりました。青年期の不運…

ジャズ、最後の巨人の証言。

ハービー・ハンコック『ハービー・ハンコック自伝』モダン・ジャズ最後の巨人と言ってよい、ハンコックの自伝。『マイルス自叙伝』『ウェイン・ショーター伝』と合わせて読むと、更に面白いです。ドナルド・バード→マイルス・デイヴィスとまさにジャズのエリ…

コレはピカイチに面白かった!

漢 aka Gami『ヒップホップ・ドリーム』日本のヒップホップにはほとんど疎いのですが、コレは抜群に面白かった。ダレるところとかつまらないところが全くない。悪童として生きていた中学、高校からヒップホップにのめり込んでいく過程は言うまでもなく、幼少…

イスラム情勢は複雑怪奇なり。という方へ。

高橋和夫『イスラム国の野望』幻冬社新書本書は「イスラム国」によるジャーナリスト等の殺害事件の直前に刊行されたので、それ以降の動静は書いていません。が、そういった現在進行中の問題を見ていくための基本的に知っておかなくてはならないことを過不足…

憲法学から論じられた集団的自衛権の書

木村草太『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』(晶文社)気鋭の憲法学者による、安保法制に関する、最も平易で内容も充実した論考。様々な雑誌などに寄稿したものをまとめているので、内容が重複してはいるが、それは筆者が重要と考えているといことだが、一般…